目白って行かないですよね?
学習院大学には全く接点無いし仕事相手がいる訳でも友人が住んでいる訳でも無い…
まあ、面白い店があるからと連れてこられたのが
目白 花想容
目白駅から徒歩7分であろうか、行きかう人々もどことなく品が良さそうな街を抜け閑静かつ瀟洒な住宅街にそれはあった。
お、お、お、こ、これは!!?
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基本的には和の家です。
そこに大正浪漫溢れる設えがあります。
この椅子がまたコロニアルな雰囲気醸し出しているんですねえ。
いやああ、もうワタクシの趣味そのまんまでございます。
「こちら初めてですか?」
作務衣の上をズボン部分に入れた細身で上品な男性が声をかけてきた。
はい、素晴らしいお店ですね。
目白にこんな家があったとは知らなかったですよ。
「ここは近衛文麿邸だったんですよ」
なんですとー
うむ、近衛文麿旧邸だったのか…
いやしかしそんなに広くないのですね?
質素な生活だったのでしょうか?
「ここにいらっしゃる時交番のところを左に曲がりましたよね?」
ええ
「その先に大きなケヤキの木があったの分かりました?」
ああ、何かありましたね。
道を塞ぐように大きなのありましたよ。
「そこが玄関だったらしいです」
なんですとー
話を聞くとどうやら目白通りの南側のこの一帯には、近衛邸の敷地も含めて、近衛家が広大な土地を所有していたのではないかとのこと。
ははあ、すると貴方様はご、ご子息で?
「いえ、群馬で染色とか織物やっているんですよ。ここを借りて半年、いろいろ面白いですよ」
「これとか群馬で作った帯ですよ」
ははあ…
あの掛け軸飾るところに帯あるの珍しいですね。
「まあ花柄だしいいかなと」
基本的にはカフェであるのだがちょっとした小物とか帯の展示もしてあり優雅な空間である。
お菓子と抹茶のセット1,000円をいただいていると
「どうですもう一服」
何とサービスで立てて下さるとのこと。
無粋ではありますがひとつよろしくお願いします。
上品な女性スタッフに淹れていただく。
旨い。
雅やかな気分になり月島に帰る。
ふう、こんな日はどうするか?
魚仁にする!!
お酒をぐいーっ!(湯のみで出てくる呑み助には堪らない)
マグロぶつは無いの?じゃあ刺身でちょうだい。
おお、今日も中トロ以上の極上品!
何かオススメは?
えっ?新メニューのウニの軍艦?
じゃあそれ!
ああ旨い、お酒もう一杯!
それにしても作務衣の上着を下に入れるのはどうかと思う。
いや細身だから似合うのか…
ワタクシがやっったら…いや考えるのは止そう。
お酒、もう一杯!
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