江古田のインド料理の名店
スワガットの元オーナーErisさんよりお誘いを受ける。
「武蔵境にあるキッチンスタジオペイズリーがしばらくレストラン部門を休止するので、最後の料理会をやるんだけど参加しない?」
キッチンスタジオペイズリーとはオーナーシェフ香取薫さんが
インド料理の研究・普及のために開いた一日2組完全予約制の一軒家レストラン。
普段は料理教室を行っており教室が無いときのみ野菜中心のヘルシーなコース料理インド料理が食べられるのです。
ちなみにどんなメンバーが参加するの?
「えーと今のところは
ユタッチ、
いずへい、遊民、Eris、BUJI、
ロザリー保留中ってとこね」
こ、
濃いなあ…
画像右上より時計回りに
■食前の生姜 アーユルヴェーダの考え方に基づく食事前の習慣で消化力を高める作用があるそうです。
■大豆のポタージュスープ マスタード、玉ねぎ、トマトで酸味爽やかに煮た大豆のスープ。
■前菜セット 画面手前より
・パパド 豆の粉で出来た煎餅。
・アールーボンダ ジャガイモのマッシュにヒヨコマメの衣をつけて揚げたもの。南インドのスナック。
・ムグカリサラダ カレーリーフとピーナッツ(ムグカリ)がかかったキュウリのサラダ
じわじわと食欲の火が着いてきましたよ。
■ガラムマサラ
おお、これも良い香りがするんだけど刺激がマイルドなのですね。
一人ずつ供されお土産にもいただきました。
■シナモン
これもの凄く大きいけどシナモンスティックです。
これまた香り高いけど柔らかいです。
画面右にいらっしゃる方は食い倒れレディーの某氏。
画像左
■ウプマ セモリナ粉を練り上げてスパイシーなトマト味のソースをかけたもの。
これ激しく気に入りました。
南インドでは朝食として食べられのだそうです。食用無い時でもどんぶり一杯ぐらい行けそうです。
■さわらのフライ タミル風 春ならではの魚である鰆とスパイスの絶妙な組み合わせが香ばしくも旨い。
ココナツビネガー味のオニオンサラダがアクセントに。
鰆はスパイシーな衣に負けることなくその淡白だけどじわりとにじみ出る旨みを主張しております。
調理中の香取薫先生
かなり大量の油にクミンシードを入れ香りを出しているところ。
■ゴーヤのマサルポリヤル
ポリヤルとはスパイス炒めのこと。
ココナツの香りがこれまた素晴らしい。
ゴーヤって油と合うんですよね。これせめてニュアンスだけでも感じ取って作ってみたいものです。
画像上から
■プーリ 全粒粉をこねた揚げパン 中央のものがジャガイモのバージ(パウバジスタイル)豆野菜のカレーってやつでしょうか。
■サーグ・キーマ ほうれん草の緑鮮やかなキーマカレー
プーリで食べると身体に野菜の滋養が染み入ります。
■エビカレー ケララ風 生のカレーリーフが入った爽やかなカレー。
ご飯はレモンライスとのことですがどんなレシピなんだろう。
ケララとは南インドの地名。
日本人になじみ深いスタイルのカレーは辛さも酸味もほどほどで旨い。
食後に
■クミンプリン クミン!?あ、でもナッツみたいに香ばしくて旨い。
■チャイ あ~スパイシーな料理の後だからすごく甘く感じますね。
■フェンネルと金平糖 口直しのもの。噛むと、甘みとフェンネルの独特の爽やかな香気が口に広がる。
インドの家庭料理はスパイスをたくさん使った薬膳料理でもあります。
スパイスをたくさん使用するのが目的では無く身体のこと、食材、気候などによって微妙にチューニングしているのだと言う。
本格的なものが食べられると聞いていたのでさぞかし味が濃厚でスパイスバリバリのものが食べられるのでは?と思っていたのでもちろん良い意味で衝撃でした。
スパイスで無理やり料理の方向性を決め付けるのでは無くて、食材の持つ力の補助をするためにスパイスを使う…
そんな印象を受けました。
素晴らしき料理を出されるキッチンスタジオペイズリー。
レストラン再開されましたらまたお伺いさせてください。
お誘いくださったErisさん、ご同席の皆様ありがとうございます。
Erisさんに初めてお会いした時にも感じたのですけどインド料理関係の方ってサリーをまとった中央線沿線濃厚不思議ちゃん系のイメージがあるのですけど、香取薫さんもErisさんもとても爽やかでクレバーな方々が多いようです。
東京都三鷹市井口3-11-44 0422-34-8544 現在レストラン部門は休止中
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