2010年11月12日 (金)

【浅草酉の市/したたかなるスピード感】

酉の市は、例年11月の酉の日に行われる、各地の鷲神社(おおとりじんじゃ)
の祭礼。
古くは酉の祭(とりのまち)と呼ばれ、大酉祭、お酉様とも呼ばれる。
酉の市で縁起物を買う風習は、関東地方を中心とした年中行事とされる。

隣り合う神様と仏様、両方のおとりさまご利益を願うことができる、スーパーイ
ベントであるのだ。

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熊手は福を「掃き込む、かきこむ」との洒落から来ているとも、鷲が獲物をわ
しづかみすることになぞらえ、その爪を模したともいわれています。

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広重『名所江戸百景』より「浅草田圃酉の町」。
吉原妓楼の一室から、鷲神社へ参る人の賑いを遠くに望んでいる。
ちなみにネコはこうしてよく外を見ることが多い。何を思っているのだろうか。


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少しだけいただくのだが大変旨い。
片っぱしから欲しくなる。


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すぐにこうしたものが出来るスピード感が素晴らしい。
絶対に甲府の鶏は使っていないのだろうけど。

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これまたシロコロでは無くて「しろ豚ころ」


こうした屋台は日本全国でどのような分布になっているのだろう?
関東を中心に東に多く見られるとか何かしらのトレンドがあるのでしょうね。


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2010年6月24日 (木)

【散歩の途中で甘いものが食べたくなって 湯島甘味処 みつばち】

麻の単で湯島を散歩。

天気が良いので汗もちょっとかいたので甘いものと暑いお茶が欲しい。

なんてのは真っ赤な嘘で酒屋で角打ちやってしまうような散歩の途中、twitterで
食べ仲間のkisshさんが「浅草にいるのだけど次はどうしよう?お茶でもするか」と
のtweetを発見。
上野御徒町にいたのですぐさま合流を提案。
どこでコーヒー飲もうかなあ…昼間の酒もいいんだよなあと考えていたけど、kissh
さんはお酒を召し上がらないことに気がついた。

「甘いもんにしよう!」


…!

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小倉アイスでも有名な甘味処みつばちは創業100年の老舗。
ビールでも飲もうかと思っていた自分を恥じつついただきました。
粋とはこんな店でお茶を飲むこと。


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みつばち 本店
東京都文京区湯島3-38-10 ハニービル 1F
03-3831-3083

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2009年2月10日 (火)

【ワンコインで大満足の海鮮丼!アメ横 みなとや上野2号店】

アメ横と築地は似ているようで違う街。

ほんの少し前ぐらいまで一般にはアメ横での買い物多かったですよね。

アメ横とは
東京都台東区のJR御徒町駅 - 上野駅間の山手線の高架西側に沿って縦長に伸びる約400mほどの商店街。
一般にはアメ横、上野アメ横、アメ横商店街などと通称で呼ばれることが多く、商店街の看板にも「アメ横」と表示されているが、正しくは、アメ横商店街連合会で、400軒以上の店舗から構成されている。

名称の由来としては第二次大戦後、旧満州からの引揚者等が米軍の払い下げ物資を安く売りたたく店が沢山集まったことからの「アメヤ」の名や、飴を販売する店が多数出店したことからの「飴屋」、米兵が小遣い稼ぎに物資を持ち込んで店を開き、アメリカの製品が大量に出回ったことからの「アメリカ+屋(店)」の三つの説がある。

wikiより引用

そんなアメ横にひさびさに訪れた。
遅めの昼食を取ろうと思ったのだけどこの辺りはとんと分からない。
上野に出てとんかつ?とも思ったが何かあるだろうと歩いていると
…!
凄い数の丼メニューの写真が外に掲げられている店発見!

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まるで屋台のような作りの店内はまるで海の家のよう。
鉄火丼500円、ネギトロ月見丼500円、サーモン丼500円、イクラマグロ丼700円…
どれもそそられるものばかり。

うな丼にいたっては400円!
マグロ焼きハラス丼500円にも心が傾きましたが注文したのは二色丼500円。

マグロとイカも思いのほか量があります。
値段からすると大したことは無いと思っていたのだけどこれには大満足。
ご飯もボリュームあります。

築地場外にある海鮮丼専門店よりもこちらの方が旨いのでは?と思わせるほど。

惜しむらくは夜は20時までと早いところ。
お酒も肴もあるので是非とも再訪したい。
値段から考えると大変良心的なお店と言うのがわかります。
だって同じような品質でもっと高いところいくらでもありますからね。

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みなとや上野2号店
台東区上野4-10-7
03-3831-0069
11:00~20:00
定休日:土日

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2009年2月 3日 (火)

【バレンタインに!チョコ味噌ラーメン!?麺屋武蔵武骨の限定ラーメン「味噌ガーナ」】

ラーメン好きな彼を持つ貴女におススメの一品。

太麺と厚切りチャーシューが美味しい、魚介系のスープのパイオニア的行列が絶えない人気店。

その麺屋武蔵武骨にチョコ味噌ラーメンなる限定メニューが出来たとのこと。

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溶かしたチョコレートと豚粗挽肉を合わせたものをラーメンにトッピング。
さらにチョコをひとかけら乗せるのだとか。

うーん。それは…

使用するチョコはロッテのガーナミルクチョコレート。

ロッテの広報によると
「日本ではチョコレートはお菓子のイメージが強いですが、海外では調味料としても使われているんです。限定で色んなラーメンを作っていらっしゃる『麺屋武蔵』さんが、最初にチョコレートを使って試作品を作ったところ美味しくできたということで、弊社と一緒にできないかとお話をいただいたのがきっかけですね」
東京ウォーカーより引用


確かにチョコレートソースはよくあります。
甘みの無いカカオソースもスープもあるからなあ。

でも味噌にチョコって?
甘味噌に近いニュアンスなのか?
20食限定は午後2時からの販売。

そう広くは無い店内には人がぎっしり。

「少々お待ちくださいね。ご注文は食券でお願いします」
気持ちの良い接客。
麺を湯切りする際に店員が「よいしょ~よいしょ~」と声を合わせます。
これは楽しいし活気付いていいな。

「お待たせしました味噌ガーナです。チョコは途中でスープに溶かしてみてください」
ふーん、どれどれ。




基本の味噌スープはちょいと辛め。
そこにチョコ挽肉を混ぜると…
あ~香り、コクが増しますね。
チョコですけど思っていたより違和感無く美味しくいただけます。



シイタケ、シメジ、エリンギが炒められて入っているのも旨い。

スープまで完食してごちそうさま。

アイスラーメンなんてものもありますけど、決して奇をてらった訳では無く美味しいものを研究した結果がこうしたものになっているようです。
アイスラーメンは「寄食の館」菊やのアイスクリームラーメンを食べて、色々と話を聞かせてもらった。に詳しい。


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1日20食限定 2009年2月15日迄
販売は14時から

麺屋武蔵武骨
台東区上野6-7-3
03 3834-6528
販売時間:14:00~21:30


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2008年12月23日 (火)

【永井荷風が通い詰めた名店 浅草アリゾナキッチンで絶品ビーフシチューをいただいた!】

シチューとスープに明確な区分は無いらしい。
しかし食材が比較的大き目に切られメインデッュとして食べられるのがシチューを呼ぶの
が一般的とwikiでは解説されております。

給食やらCMの影響で、大きな鍋にごろごろと野菜たっぷりの粘度の高い汁ものがシチュ
ーと言う刷り込みが一般的な日本人にはあるのではないでしょうか?

浅草の裏通りにひっそりとあるアリゾナキッチンではそんなスープのようなものでは無く、
多目のドミグラスをまとわせた上品な牛肉を食べさせるシチューを供していただけます。

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アリゾナキッチンとは昭和24年創業のウエスタン調の洋食店。
文豪(大好きだ)永井荷風が

毎日午前11時半に決まったように来て、右側の席に座り、最初の3ヶ月はタンシチューとグラタンそれにお銚子1本が半月続くと、次はチキンとレバーの煮込みとカレーライスにビール1本

と言うようにかなりのお気に入りの店として著作にもしばしば登場します。

しかし昭和61年に一時閉店。
平成9年に観音通りの「日本料理屋 暮六つ」の経営者が引き継ぎ、再開。
木造を鉄筋コンクリートに建替えたが出来るだけ以前の姿を再現しているそうです。
立替前にも何度か来ておりますが梁とか各所の造作がもっと細い印象があります。

注文したのはもちろんビーフシチュー

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おお、これこれ。
この赤ワインが効いたドミグラスが堪らなく旨い!
牛肉をほおばると深いコクと旨みたっぷりシチュー成分がにじみでてまいります。
これにはワインじゃなくてウイスキーが一番ぴったりとはまる酒。
洋食にはウイスキーと決まっているのだ!
決まってはいるのだけど昼なのでそこはぐっと我慢。
同行者はチキンとレバーと玉ねぎをデミグラスソースで煮込んだチキンレバークレオー
ル。

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これもまた小躍りしたくなるような旨さです。

デートと言うよりは、今ではお腹がでっぷりと出た学生時代の友人たちと少人
数で楽しく食べるのにぴったりだ。
荷風をネタにシチューとウイスキー…

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アリゾナキッチン
東京都台東区浅草1-34-2
03-3843-4932
月曜定休

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2008年5月28日 (水)

【記憶の中の昭和 上野の老舗レストラン「聚楽台」

昭和30年代を頂点として浅草を始めとした賑わいの創出は東京の東側から、西側に取って代わられている。

そうはさせじと各地で再開発ラッシュ。
錦糸町に日暮里、江東区の臨海部など…
そして上野でも上野百貨店、上野松竹デパートなどが大きな複合施設に生まれ変わろうとしています。

その上野百貨店2階にあった老舗レストラン聚楽台(じゅらくだい)

入り口、店内は昔懐かしき桃山調の広いお座敷があるお店でした。

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子供の頃はこうしたお店に行くのが嬉しかったなあ。
何でもある!ことが素晴らしいことだと思っていたのですけどその「何でもある」がこのような形式のレストラン事業において衰退の引き金になってしまっているようです。

注文したのはナポリタン。

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茹でたてパスタに玉ネギ、ピーマン、ハムにマッシュルーム。
その黄金比率のような定番食材にトマトソースがからみつく。

炒めはしっかりとしたはねない系


窓の外を眺めれば上野駅。




2年後には新しいビルで再開するとのこと。
どのような雰囲気になるのだろう?どんなメニューになるのだろう?


聚楽台
台東区上野公園1-57

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2007年8月26日 (日)

【浴衣で蕎麦を愉しむ会】創立3周年記念

いずへいうまいもん日記の主催者いずへいさんと阿佐ヶ谷の蕎麦屋で何の気なしに話したところからこの会は始まった。




和服ってお茶とかやる人以外はなかなか着るチャンスないんだよね。


「そうそう花火大会の時ぐらいでしかないしね」


僕なんかコスプレ感覚で近所を散歩する時も結構着るけどな。


「何かイベントないと和服とか浴衣は着ないよね」


もっと気軽なイベントでもあればいいんだけどな。


そば湯を飲み干したいずへいさんが突然こう発言した。


「ねえ、そば屋でオフやるのはどお?和服着て」


んあ?そば屋で?


「そう、和服の集団でそば屋行ったら見映えもいいし粋じゃない」


おお、それはいいな。




一.そば屋は高級店、路麺を問わず広くその門戸を広げ愉しむべし。
一.和の精神を持ってそばと和服を愉しむべし。
一.和服を着るだけで無く和の心を要す。
一.旧来の風習を尊びかつ新しいそばの楽しみ方を模索するべし。
一.知識を深め伝統を次代への引き継ぐべくために当会は存在す。


2人で6合ほど菊正宗の常温をいただきいささか酔っ払いつつも五箇条を決めた。




ある時は神田のまつやでカレーそば、ある時は深夜の新宿で立ち食い。
またまたある時は新そばを求めて山形にまで足を運んだばかりか、メンバーの中にはオーストラリアのそば工場見学にまで行った剛の者までいた。
それらは全て和服を着てのことだからなかなかやるもんだ。



そして今回創立三周年を記念し浅草は駒形にある蕎上人にて【浴衣で蕎麦を愉しむ会】が開催された。

正式にはこの会【和服で蕎麦を愉しむ会】なのだがイベントによって会名は変わるのだ。

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ピンと角が立つそばはまさにエッジが効いている激旨そば!

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氷水で締めているのだろうか清冽な旨みと甘味がたまらない。

もう10日ほどすると新そばが楽しめるのですけどね、とご主人。


いえいえ充分美味しくいただいておりますよ。

素晴らしい前菜類の記録などは
いずへいのうまいもん日記
くにろく東京食べある記
などを参照していただければ幸いです。

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華やかで楽しい【浴衣で蕎麦を愉しむ会】

季刊誌「蕎麦春秋」の取材も入り、上記のような大嘘をつきまくって若い編集者をケムに巻いた楽しいひと時でありました。


蕎上人 [ うどん、そば、丼 ] - Yahoo!グルメ

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