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2007年12月 5日 (水)

【築地豊ちゃんのカキフライとじ】創業大正8年の元気になる食事

アタマあるとこ!

これは何かと言いますとカツ丼のカツの卵とじ部分を別皿にしたもの。
しかも脂身のある部位でカツを作ります。

こうしたアタマメニュー(ごはん別盛りメニュー)が有名なのが築地市場場内(つきじしじょうじょうない)にある食堂豊ちゃん

波除神社(なみよけじんじゃ)がある入り口からすぐ右に曲がると揚げ物屋特有の香りがする。
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いただいたのは生カキのアタマライスをハーフ&ハーフにしたもの。
つまり生牡蠣とカキフライの玉子とじ皿定食。

カキフライ部分。
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かなりの大きさで当然揚げ立てで作っているので熱々。

こちらは生カキ。
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加熱具合が最高。
素人が作ると熱通し過ぎてしまって小さくなりがちです。
プロの料理人って凄いなあと思う瞬間です。



この「豊ちゃん」はいまは亡きご主人、先代長田豊秀氏の愛称。
創業は大正8年。
長豊軒(ちょうほうけん)と言う屋号でスタート。
ご存知の方も多いと思いますが河岸、市場は元々日本橋にありました。
関東大震災により大きなダメージを受けた日本橋魚河岸は築地へ移転。
「長豊軒」は共同経営だった時代もあったそうです。
その後共同経営が解散することになったとき、仲間から新しいお店の屋号は、ご主人の愛称である「豊ちゃん」にしたらどうかというアドバイスを受けたとのこと。

興味深いお話があります。
昔市場内に小さな馬場があり、荷役用の馬が飼われていた。
馬を引く馬子さんが片手で料理を食べられるように、一皿にいろいろなものをのせたと言うのが、この店特有の「ノッケ」のはじまり。
ワンプレートの先駆けとでも言うものですかね。
他にも、酒のつまみとしてカツ丼の具だけをべつにした「アタマ」であるとか、脂身の少ないものが食べたい人向きの「アタマなし」など、ここでしか食べられないメニューはすべて口が肥えてわがままな市場人の注文に応えるために生まれたのだそうです。


朝からとにかくがっつりと行きたいときに豊ちゃんは最高です。
一口食べる毎にパワーのメーターが一つずつ上がるのが分かります。

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ご飯はこれまた豊ちゃんらしいオムハヤシに。
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ご飯を玉子で包んでハヤシライスのソースをかけたもの。
オムライスはチキンライスで無いのが豊ちゃん流。

普通盛りでも結構な量なので小盛りも注文可能。




せっかく築地に行ったのに寿司でも魚でも無いのはもったいない!
そう思われるかもしれませんがココ豊ちゃんで市場に働くプロに混じってトンカツ食べるのも楽しい。



豊ちゃん [ 和食 ] - Yahoo!グルメ

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