【両国の猪鍋屋/ももんじや】
なんだよ、打ち合わせ終わったら帰るのじゃなかったのかよ?
まだまだ忙しいから会社戻るんだよ。
「まあまあいいじゃないか、両国のお店用意したんだよ」
何?前から言っていたイノシシ鍋か?
「そうだよももんじやだよ」
ももんじ屋(ももんじや)またはももんじい屋とは、江戸時代町方において、猪や鹿、犬や猿、牛、馬など牛肉、馬肉等の肉食させたり、売っていた店のこと。江戸では両国広小路にあった店が有名であった。
獣肉を鍋物にしたり、焼いたりして食べていたようで、近代のすき焼きや桜鍋の源流と言える。幕末には豚肉(猪肉)食が流行し、明治初期の牛鍋の人気につながっていった。
悪友かつ大切なクライアントであるFが連れて行ってくれたのは両国にある享保3年(1718年)創業のももんじやである。
場所はコチラ
へえ~またベタな外観だね。
「両国橋のたもとにあるのが風流だよな」
お、突き出しだね。
「猪の煮込みと筍煮か」
お、来ましたよ猪君が
「ほお、じっくり煮れば煮るほど柔らかくなるそうだ」
ああ、以前食べたことあるから知っているよ。
あれは旨かったなあ。
どれどれそろそろいいかな?
「何焦っているんだよ、じっくり煮込まなきゃ」
そうか、もうちょい待つか。
「この猪は丹波産らしいよ」
へえ~京都産か…ん?おい、ここは鹿鍋も熊鍋もあるぞ。
「お~それじゃあ次回にするか」
さすがにもういいだろ?
「おーし食うか…いや待て鹿の刺身を先にやっつけてしまおう」
これはキレイだね。
「ああ、臭みは全く無いし馬刺とも違うね」
山葵で食べるんだ…すいませ~ん、お酒追加!
「いやあ旨かった!よし猪だ」
「うん、脂身が旨いね」
野趣溢れるって感じとはまた違うね
「まあ豚の原種だから味はそっくりだけど歯ごたえある」
臭みなんか無いしなんだか元気になりそうだ
「いやあ食った食った結構ボリュームあったな」
ああ、最初はちょっと量少ないと思ったけどね
「次行こう!次!」
いや、俺は会社戻るんだよ
「なんだよ、付き合い悪い奴だな…次回はどじょうにするからな」
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