【上喜元・玉苗、奈良萬】でいただく鴨鍋、しめ鯖焼きは2006年度最高峰 -後編-
口に含むとぷるぷると震えるように溶けて行く角煮をいただきしばし呆然。
おお、今回ご一緒させていただいたTさんが何やら取り出した。
「ヌーヴォーです。ルロワのボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーです。」
甘いキャンディ香と○ッフのものよりしっかりとした味わいを感じさせます。
こちらは明太子入りのこんにゃく。
きゅうりと塩ポン酢でいただきますがピリッとした味わいが濃厚な角煮を食べた後の感覚をニュートラルに戻してくれます。
鴨スモーク
いいですね。
鴨は大好きなんですよ。
スモークの香りが上品ですね。
「これ飲んでみます?」
なんだろ?梅にホトトギス?
■八木酒造 月ヶ瀬の梅原酒
おお、これは梅酒だ!濃厚な梅酒!
奈良県の月ヶ瀬の梅だけを、贅沢に使用しました。
梅に鶯ラベル エキス分38% ( 通常の2倍以上 )
艶のある黄金色。立ち上がる香りは、芳醇でたいへん豊かだ。
含むとトロリとした舌触り、続いて濃厚で甘酸っぱい梅酒の旨味が口中いっぱいに広がる。
「濃いなぁ~。でも旨いなぁ~」という感じです。
そうだこれはソーテルヌだ!
恐るべし味です。
なんと木の実とフルーツがいっぱいのアルベールシュトーレまで出てきましたよ!
これはスイスに近い南ドイツのフルーツケーキです。
「今日のメインですよ」
友人の奥様が持って来たのが山盛りの鴨鍋。
!!!
鍋が煮えるまでにまたまたお酒をいただく。
このお酒はお燗用なのだ。
温めることによって一番美味しく飲めるようにチューニングされているのであろう。
美味しいですね。
「今日の鴨鍋はこのお酒入れているんですよ」
煮えてきたようです。
あれだけ散々飲み食いしながらも食欲は頂点に達しております。
「芹や三つ葉は根っこを食え」友人に連れて行っていただいたお店で覚えたことです。
今回ももちろん根付きです。
旨い、旨い!
上品かつ野趣溢れ熱々の鴨鍋をいただきます。
口中が熱くなると冷えたお酒をいただきます。
何度と無く幸せな繰り返しをしていると瞬く間に鴨鍋は空に。
お酒は奈良萬・純米をいただきます。
楽しい語らい、極上の料理、極上のお酒。
そこには美味しいものを食べていただきたいと言う本物のもてなしがありました。
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