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2006年11月26日 (日)

【無二路】絶品イタリア料理、饗宴とはこのことを指すのだ!

都内で絶品のシチリア料理を食べさせる店が笹塚にある。

無二路(ムニロ)である。




当然勝負店に認定なのですが春にシェフが交代した。

ふむ、そう気になっていたところでKisshさんよりお誘いがあった。


「最高に旨いのは当たり前だけど新しい料理やスタイルを提示しているんだ!旨いから行かない?」



ほうほう、それは行かねばならないですな。






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無二路は笹塚と下北沢の中間に位置している。

そんなちょっと隠れ家っぽいところも良いではないか!!



オシャレだけど気取り過ぎない店内。

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さーて何からいただけるのかな?

総勢12名の期待感が高まる。



いやいや焦ってはいけない。

白ワインにカシス・リキュールを入れたキールを食前酒としていただく。

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■冷前菜
熊本産 馬肉のカルパッチョ
(モモのタルタル、たてがみ、レバー、ハツ)

初っ端から凄まじいものが出てきた。

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うおっこいつは旨い。

「臭みとか無くて旨いなあ」「白いのがたてがみなんだ!」

アンチョビとニンニクで作られたソースと肉を混ぜてパンに塗りつける。

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旨い。

トロトロのレバーに新鮮なハツ、馬肉では初めての体験である。




■温前菜
生カキのトルティーノ ポロ葱と舞茸のフリット添え

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トルティーノとは「重ねた」と言う意味である。

下からカキをすりつぶしパン粉、ハーブなどで作ったムース。
歯ごたえを重視したムースだ。
その上に炒めて甘みが出たポロ葱、ベーコン、ソテーしたカキがそれぞれを主張しつつもバランスの良いハーモニーを奏でている。
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うはー、この舞茸を揚げたのも美味しいねえ。




■パスタ 一品目
鱗付き甘鯛とほろ苦い菜の花のスパゲッティー

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甘鯛と言うだけに身の甘さがほろ苦い菜の花と合わさることでより強調されなんとも雅である。

鱗のパリパリした食感がいいなあ。

「鮭で出来ないかなあ?」

お、それいいかも!そのアイディアいただきです。



■パスタ 二品目
自家製ラディッキオのラビオリ
ラディッキオを練り込んだ生地でソテーしたパンチェッタ、ラディキオ、茄子、リコッタチーズを詰めました。

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「ラディキオって何ですか?」

「チコリの一種で苦味が特長の野菜です」

ちょっと甘めの香りがします。


たまらなく贅沢な料理だが一瞬のうちに食べてしまう。


表面にかけられているリコッタチーズの風味がいいですねえ。





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料理が出てくる度に歓声と写真撮影が行われる。






蝉が鳴いているのが夏(今年は10月上旬まで確認した)。
鴨がいるのが冬。
春は鴨がいなくて蝉が鳴いていない季節。
秋は蝉も鴨もいない時だ。

小学生並みの論理だがまあいいだろう。
このように定義している冬のみ自分の中では鴨を食べる。

そうセコンドピアットと呼ばれている主菜はなのである。


■セコンド
茨城産バルバリー種 鴨の盛り合わせ

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おお香気が立ち上ってきた!

ああ、何と言う芳しき香りだ。


モモと手羽をマルサラ酒で煮込んだもの
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鴨肉の脂分が妖しく光る。
鴨の出汁つまりフォン・ド・キャナルが鴨の旨みを一段上のステージに引き上げる。
(イタリア語で何と言うのだろう?)
ナイフを入れるとすっと骨からはずれるほどの柔らかさだ。


胸肉を赤ワインと香草でマリネしてグリルしたもの。

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鴨肉はその野趣溢れる味が魅力なのであるが、こいつはまた何と上品な味付けだろうか。

「あー鴨はMAXさん大好きなんですよね」

はい、もう堪らない時期です。

んんー、もうちょいだけ火を通さない方が好みかな。




首に鴨のサツシッチャを詰めてローストしたもの。

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んん?お?鴨の頭の素揚げ?

「脳ミソが濃厚で旨いですよ」

サルシッチャ(ソーセージですね)とレバー、ハツ、砂肝!だ!!


えー鴨のハツは初めていただきましたが全く臭みもなく新鮮で甘い。


「鴨は捨てるところが無いのですよ」

いや全くその通りです。




■ドルチェ
茄子とアーモンドのセミフレッドとフォンダンショコラ

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茄子に塩をしてあくを抜いてから砂糖で煮て、セミフレッドと呼ばれるアイスクリーム状のものと合わせる。
セミフレッドとは「半分冷たい」と言う意味で生クリームと卵黄を使った冷菓である。

「ええーっ!?茄子!?」

一斉に声が上がる。




……



「おおおおおーーーっ!旨い!これは旨い!!」

一斉に声が上がる。





最後に嵯峨山シェフが登場し本日の料理についてのお話を伺う。

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12名の素敵な食いしん坊がたまらず質問をする。

口調はやさしく物静かだが経験と高い技術に裏打ちされた説明が即座に返ってくる。







気合の入ったシェフによる極上の料理。美味しいワイン。

素晴らしい仲間と一緒に食べ話せばそこは極上空間、楽園なのだ。

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コメント

どーもkurakiです。きっしゅさんとこから飛んできましたよ!
しかしどれもこれもおいしそうな料理の数々でうらやましいです。
仕事がなければいけたのに・・・。

カモの頭からの画像のアングルがなんかいいです。

投稿: kuraki | 2006年11月26日 (日) 19時16分

昨日はどうもでした。
美味かったですねー。
また何処か美味いモノ行きましょう。

その時こそkurakiさん、ご一緒しましょうね(笑)

投稿: kissh | 2006年11月26日 (日) 22時38分

お疲れ様でしたーー。
いやぁ、お見事なお写真。
私の写真とは同じ料理と思えん、、、

しかし美味しかったですね〜
この料理を味わえたことに、感謝、感謝!
次回はどこにしましょっか?!

投稿: いずへい | 2006年11月27日 (月) 10時30分

コメントありがとうございます。

Kurakiさん最近すっかりごぶさたしております。


kisshさん、ありがとうございました。
えーとアルキメーデはいつ~?


いずへいさん、写真はまだまだです。
三脚持ち歩きたいぐらいですよ。

投稿: 佃の旦那 | 2006年11月27日 (月) 14時14分

はじめまして。トラバありがとうございます。
すごくキレイな写真で美味しそう。
茄子のデザート、気になります!
また、お邪魔します。

投稿: BRANIFF | 2006年11月29日 (水) 01時27分

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